開催概要

名 称  第42回茨城県母性衛生学会学術集会
テーマ 多様な対象へのケア:対象と医療者の間(はざま)から考える
会 期 2023年11月11日(土)
会 場 常磐大学(水戸市見和1-430-1)
会 長 村井 文江(常磐大学 副学長/看護学部教授)
お問い合わせ先

第42茨城県母性衛生学会学術集会 運営事務局

310-8585 茨城県水戸市見和 1-430-1 

常磐大学 看護学部

ibarakibosei.unei@gmail.com

 

会長挨拶

 第42回茨城県母性衛生学会 学術集会大会長 

 常磐大学 副学長/看護学部教授

 

第42回茨城県母性衛生学会学術集会のテーマは、「多様な対象へのケア:対象と医療者の間(はざま)から考える」といたしました。学術集会を通して、対象にとって最善の状況となるケアを対象と医療者の関係から考えることを意図としています。
医療の対象が多様化、かつ複雑化しており、その背景には、健康格差、生きづらさを抱えた対象の増加、家族の変化、価値観の多様化などがあるように思います。そのような中で、対象にとって最善となるケアは、必ずしも対象が言葉にしている欲求や望みとは限りませんし、医療者が良いまたは正解と考えることでもないでしょう。また、最善となるケアを考える際、マニュアルや標準化も必要ですが、それだけでは十分ではありません。枠やマニュアルに支配されすぎずケアすること、そしてそのバランスが大切と思います。
最善にたどり着く過程では、“対話”が必要です。対話の中で、対象自身が自分にとっての最善を見出し、医療者はそのためにケアすることができるのではないでしょうか。そのような思いから、特別講演では、「対話」を取り上げ、「人間性、関係性、対話性を重視した支援者を目指しています」(ご本人のwebページより)という精神科医の大井雄一先生にご講演をいただくことにいたしました。
また、シンポジウムでは、対象が、多様化、複雑化している現在、私たち医療者は、どのようにして、それらに対処し、対象にとっての最善に近づこうとしているのかを言語化していきたいと考えました。何かうまくいかない、これでよいのだろうかと葛藤するようなことについて、対象と医療者の間(はざま)の視点からとらえ、事象を共有・ディスカッションし、次のステップに進めたらと考えております。
医療技術は加速度的に進歩する中、原点にかえるイメージで、本テーマについて共に考えていければと思っております。皆さまからの演題発表およびご参加を心よりお待ち申し上げております。

2023年8月吉日

 

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